研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[神経芽腫細胞株におけるアポトーシス及び分化に対する50Hz電磁界ばく露の影響] med./bio.

Effects of 50 Hz electromagnetic field exposure on apoptosis and differentiation in a neuroblastoma cell line.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2003; 24 (7): 510-516

研究目的(著者による)

ヒト線維芽腫細胞株におけるアポトーシス及び分化に対する電磁界(50Hz、1mT)の影響をイン・ビトロで調査すること。

詳細情報

陽性対照にはエックス線照射細胞を用いた。
更に、細胞増殖阻害剤との干渉を調査するため、電磁界化学物質(増殖抑制剤のレチノイン酸、トポイソメラーゼ阻害剤のカンプトテシン)に細胞共ばく露した。カンプトテシンを異なる5つの濃度(6、12、25、50、100ng/ml)で適用した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 7 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 7 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 Samples were placed in the center of the coil system, which was located in a cell incubator
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 測定値 - 75 V/m

Reference articles

  • Kirschvink JL (1992): [均一磁界とダブル巻きコイルシステム:生体電磁気実験のための設計改善技術]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

7日間の連続ばく露後に、アポトーシスに変化は認められなかったが、増殖指数有意な上昇が認められた。
また、5日間のばく露後に、B-myb発がん遺伝子発現の僅かな一過性の増加が検出された。ばく露期間全体を通じて、N-mycの発現には変化は認められなかった。
対照群(通常の成長条件)と比較して、レチノイン酸処理群では細胞増殖は低下した。偽ばく露と比較して、3日間の電磁界ばく露後にこの低下は有意に阻害された。
対照群(カンプトテシン処理なし)と比較して、カンプトテシンで処理した細胞の増殖は低下した。電磁界への1日のばく露後、ばく露群では偽ばく露群と比較して、増殖率が有意に高かった。加えて、電磁界は濃度25及び50ng/mlのカンプトテシンによるアポトーシスを阻害した。

研究の種別:

研究助成

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