研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50Hz磁界への急性ばく露は若い健康な男性のインターロイキン-6を増加させる] med./bio.

Acute exposure to 50-Hz magnetic fields increases interleukin-6 in young healthy men.

掲載誌: J Clin Immunol 2011; 31 (6): 1105-1111

この研究は、著者らによる広範なヒトでの研究の一部として、50 Hzの磁界(10 μT)への急性ばく露が、インターロイキン1β(IL-1β)、インターロイキン2(IL-2)、インターロイキン6(IL-6)、インターロイキン-1受容体拮抗薬(IL-1RA)、およびインターロイキン-2受容体IL-2R)の産生に影響するか否かを調べた。32人の男性被験者(20 - 30歳)をそれぞれ16人からなる2群(擬似ばく露対照群ばく露群)に分けた。すべての被験者は、2週間の間をおいて、直線偏波磁界への連続および断続的なばく露の2つの実験セッションに参加し、23:00から08:00(横臥中)まで磁界ばく露(または擬似ばく露)を受け、11:00、17:00、22:00、01:00、04:00、06:00、08:00に採血された。最初の実験セッションの2週間前に馴化セッションを設けた。連続ばく露は9時間連続、断続的ばく露は9時間の間に1時間「オフ」と1時間「オン」を繰り返し、「オン」の時、オン15秒/オフ15秒の断続的磁界を発生させた。その結果、断続的な50 Hz磁界(10 μT)ばく露を受けた被験者において、IL-6の有意な上昇が観察された;しかし、IL-1β、IL-2、IL-1RA、およびIL-2Rへの影響は観察されなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

ヒトにおける異なるインターロイキンの産出に対する50Hz磁界への急性ばく露の影響を調べること。

詳細情報

若年男性32人(20-30歳)を偽ばく露群とばく露群に分けた(各群n=16)。被験者を23:00から08:00まで磁界ばく露し、各セッションの異なる時点(11:00、17:00、22:00、01:00、04:00、06:00、08:00)で血液サンプルを採取した。2つの実験セッションの前に馴化セッションを設けた(最初の実験セッションの2週間前;ばく露なし)。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 9 h (session 1) or intermittend for 9 h : 1 h on - 1 h off (session 2)

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
偏波
  • linear
ばく露時間 continuous for 9 h (session 1) or intermittend for 9 h : 1 h on - 1 h off (session 2)
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 two persons exposed in the same room lying in wooden beds arranged parallel to each other; rooms for exposure and sham exposure 7 m apart; three 120 cm x 140 cm rectangular Helmholtz coils, spaced 80 cm apart, positioned at the level of the head, groin and ankles at each bed; coils wrapped in wood
Sham exposure A sham exposure was conducted.
Additional information whenever the exposure source was turned "on", the magnetic field was on a 15 s "on-off" cycle
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 10 µT - 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露前
  • ばく露中

研究の主なアウトカム(著者による)

このデータは、50Hz磁界への間欠ばく露は(06:00及び08:00の)IL-6産出を有意に減少させることを示した。但し、インターロイキンIL-6β、IL-2、IL-1RA、IL-2Rへの影響は見られなかった。

研究の種別:

研究助成

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