研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ニワトリ胚の種々のパラメータに対する低周波磁界の影響] med./bio.

Effects of Low-Frequency Magnetic Fields on Different Parameters of Embryo of Gallus Domesticus.

掲載誌: Electromagn Biol Med 2005; 24 (1): 55-62

この研究は、異なる強度の磁界ばく露を受けたニワトリ胚の体重、頭蓋発達(外径)、脳重量を調べた。ニワトリ胚の発生期間を通して、1 μT、0.5 mT、または1 mTの50 Hz磁界ばく露が与えられた。影響評価パラメータは、インキュベーションの15日目と21日目に測定された。その結果、15日間のインキュベーションでは、各ばく露強度のばく露群すべての胚の体重は、対照群に比べ有意に低かった;1mTを除くすべての強度で、頭蓋の横断面直径は対照群に比べ大きかった;頭蓋の垂直断面直径は、1 mTばく露群のすべての胚で対照群に比べ大きかったが、1 μTまたは0.5 mTばく露群では対照群に比べ小さかった;21日間のインキュベーションでは、すべてのばく露群の胚の体重および頭蓋直径はすべて対照群に比べ小さく、磁界の強度への依存性が有意であった;15日間または21日間のインキュベーションのどちらにおいても、ばく露胚と対照胚の脳重量に差はなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

ニワトリ胚の体重及び頭蓋/頭部発達への磁界の影響を調べることで、胚発生に対する磁界によって生じる可能性のある作用についてのデータに寄与すること。

詳細情報

受精卵をインキュベートし、インキュベート15及び21日目にパラメータを調べた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 15 or 21 days
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 15 or 21 days
ばく露3: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 15 or 21 days

General information

Fertilized eggs were divided into 3 groups exposure groups and 1 control group of 80 eggs each.

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • unspecified
ばく露時間 continuous for 15 or 21 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 Eggs were incubated in a model 65 incubator maintained at 37°C with 60-70% relative humidity.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 µT unspecified 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • unspecified
ばく露時間 continuous for 15 or 21 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 500 µT unspecified 測定値 - -

ばく露3

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • unspecified
ばく露時間 continuous for 15 or 21 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT unspecified 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

インキュベート15日目:ばく露した全ての胚で、対照よりも体重が有意に低かった;1mT以外の全ての強度で、横頭蓋直径は対照よりも増加していた;1mTにばく露した全ての胚では垂直直径は対照よりも大きかったが、1µTまたは0.5mTにばく露した胚では小さかった。

インキュベート21日目:ばく露した胚の体重及び頭蓋直径は全て、対照よりも有意に少なく、磁界強度に依存していた。インキュベート15または21日目のいずれにおいても、ばく露した胚と対照で脳の重量に差はなかった。

これらの結果は、磁界が胚発生に影響し得るという仮説を支持している。

研究の種別:

研究助成

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