研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ヒト神経芽腫細胞での50 Hz磁界によるMAPKシグナル伝達活性化におけるNADPHオキシダーゼの役割] med./bio.

Role of NADPH oxidase in MAPK signaling activation by a 50 Hz magnetic field in human neuroblastoma cells.

掲載誌: Electromagn Biol Med 2021; 40 (1): 103-116

先行研究では、50 Hz、100 µTの正弦波磁界への間欠ばく露が、上皮成長因子受容体(EGFR)ならびに分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ細胞シグナル制御キナーゼ1/2(MAPK-ERK1/2)およびp38経路の活性化を介してヒトNB69神経芽腫細胞の増殖促進することと、この影響がキレート剤のN-アセチルシステインによって阻害されることが示されている。この研究は、磁界ばく露フリーラジカル産生に及ぼす影響、ならびに、磁界によるMAPK経路の活性化におけるニコチンアミドアデニンヌクレオチドリン酸(NADPH)オキシダーゼ(活性酸素種ROS)の主な源)の潜在的関与を調べるため、NADPHオキシダーゼ阻害剤のジフェニレンヨードニウムクロリド(DPI)の有無でのMAPK-ERK1/2、-p38および-JNK活性化、ならびにp67phoxサブユニットの発現に対する磁界の影響を分析した。その結果、磁界ばく露フリーラジカル産生を増加させ、NADPHオキシダーゼ、p67phoxの細胞質ゾル成分の早期の一過性の発現を生じた。また、磁界によるMAPK-JNK経路の活性化はDPIによって阻害されたが、-ERK1/2または-p38経路は阻害されなかった。これらの結果を先行研究の結果とあわせて考えると、フリーラジカル依存性または非依存性の各種のメカニズムが、MAPKシグナル伝達の活性化が介在する磁界による増殖反応に関与していることを示している、と著者らは結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
偏波
  • linear
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 100 µT effective value 測定値 - -

Reference articles

  • Trillo MA et al. (2012): [ヒトがん細胞株の増殖に対する50Hz磁界及びオールトランスレチノールの影響力]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

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