研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[60Hz正弦波磁界は活性酸素種を介して前立腺がん細胞のアポトーシスを誘導する] med./bio.

A 60-Hz sinusoidal magnetic field induces apoptosis of prostate cancer cells through reactive oxygen species.

掲載誌: Int J Radiat Biol 2008; 84 (11): 945-955

研究目的(著者による)

異なる前立腺がん細胞株における細胞の成長に対する電力周波数磁界の影響、及びその影響の根底にあるメカニズムを調べること。

詳細情報

血清カスパーゼ-3抑制剤、またはN-アセチルシステイン(抗酸化剤として)の培地での様々な濃度と組合せた、強度及び持続時間が様々な60Hz正弦波磁界細胞ばく露した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: continuous for 24 h for serveral days - possibly up to 4 days - not exactly stated

General information

In some experimental sets, a certain percentage of serum, Caspase-3 inhibitor, or NAC at various concentrations was added to the serum-free medium 1h or 2 h before MF exposure.

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 24 h for serveral days - possibly up to 4 days - not exactly stated
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 28 cm x 28 cm x 30 cm rectangular Helmholtz coils on open acrylic frames with three bundles (2000 turns per bundle) of 0.5 mm copper wire, aligned parallel, 20 cm apart
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.2 mT minimum 測定値 - -
磁束密度 0.5 mT - 測定値 - -
磁束密度 1 mT - 測定値 - -
磁束密度 2.5 mT maximum 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

これら3つの前立腺がん細胞では、磁界ばく露は強度および持続時間に応じて、細胞の成長を抑制し、アポトーシス及び細胞周期停止を有意にプロモートした。切断されたカスパーゼ-3、及び活性酸素種が増加した。カスパーゼ-3抑制剤またはN-アセチルシステイン(抗酸化剤)での前処理は、磁界による細胞成長抑制及び細胞死を有意に減じた。培地交換実験では、磁界の影響による顕著な変化を示すことはできなかった。

このデータは、前立腺がん放射治療において60Hz磁界を用いることの可能性を調査することが有益であるかも知れないと示唆している。

研究の種別:

研究助成

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