[超低周波電磁界にばく露下のヒト線維芽細胞におけるDNA断片化] med./bio.

DNA fragmentation in human fibroblasts under extremely low frequency electromagnetic field exposure

研究目的（著者による）

詳細情報

影響評価項目

• 遺伝毒性／突然変異: DNA損傷、DNA鎖切断

ばく露

• • 50/60 Hz (AC)
  • 磁界
  • 低周波電磁界
• • 送電線

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方法 影響評価項目／測定パラメータ／方法

• 遺伝毒性／突然変異: DNA損傷、DNA鎖切断（アルカリコメット解析、Fpg（ホルムアミド-DNA-グリコシラーゼ）-改変型コメット解析（酸化ストレスによるDNA損傷を測定するため）
• 分子生合成: DNA合成（ブロモデオキシウリジンの取り込み；フローサイトメトリ）
• 細胞生存力／細胞分裂/増殖: 細胞周期分析（ヨウ化プロピジウム染色；フローサイトメトリ）；アポトーシス（アネキシンV-FITCおよびヨウ化プロピジウム染色；フローサイトメトリ）

研究の主なアウトカム（著者による）

研究助成

• Forschungsstiftung Mobilkommunikation (FSM; Research Foundation on Mobile Communication; at the Swiss Federal Institute of Technology Zurich (ETH)), Switzerland
• Nationales Forschungsprogramm NFP 57 (National Research Programme NRP 57), Switzerland
• Swiss National Science Foundation (SNF)

Replicated studies

• Ivancsits S et al. (2003): [間欠的な超低周波電磁界は量依存的にDNA損傷を生じる]
• Ivancsits S et al. (2002): [ヒト二倍体線維芽細胞における超低周波電磁界への間欠ばく露によるDNA鎖切断の誘導]

関連論文

• Lv Y et al. (2021): [50 Hz超低周波磁界へのばく露はγ-H2AX技術により細胞にDNA損傷を生じない]
• Sun C et al. (2018): [血管拡張性運動失調症変異の欠損はマウス胚性線維芽細胞における50 Hz磁界ばく露に対する遺伝的感受性を生じない]
• Nakayama M et al. (2016): [50Hz磁界ばく露およびLPS刺激を受けたマウスマクロファージRAW264における細胞生存率、DNA一本鎖切断、および一酸化窒素産生の評価]
• Duan W et al. (2015): [50Hz超低周波電磁界および1800 MHz高周波電磁界によりGC-2細胞に誘導された遺伝毒性の比較]
• Yoon HE et al. (2014): [非腫瘍形成性ヒト細胞株における60Hz磁界の電離放射線との組合せばく露によるγ-H2AXの増加、ただし過酸化水素との組合せでは増加しない]
• Kim J et al. (2012): [60Hz、7mTの時間変動磁界はDNA二本鎖切断を誘導し、アポトーシスなしにDNA損傷チェックポイントを活性化させる]
• Luukkonen J et al. (2011): [50Hz磁界への事前ばく露はメナジオンで誘導したヒトSH-SY5Y神経芽腫細胞における遺伝毒性作用を変化させる]
• Kim J et al. (2010): [60Hzの変動磁界への反復ばく露はヒトの細胞でDNA二本鎖切断及びアポトーシスを生じる]
• Burdak-Rothkamm S et al. (2009): [間欠的な超低周波磁界に応じたDNA及び染色体損傷]
• Vijayalaxmi et al. (2009): [極低周波電磁界にばく露された哺乳類体細胞における遺伝子損傷： 87の公表文献（1990-2007）からのデータをメタ分析する]
• Albert GC et al. (2009): [200µT、60Hz磁界に（全身）ばく露されたヒトボランティアの末梢血における遺伝的損傷の評価]
• Phillips JL et al. (2009): [電磁界とDNA損傷]
• Wahab MA et al. (2007): [50Hz磁界にばく露した分裂中のヒト末梢血リンパ球における姉妹染色分体交換頻度の増加]
• Vijayalaxmi et al. (2006): [「DNA鎖切断」（Diemほか、[Mutat.Res.583（2005年）、178～183]およびIvancsitsほか、[Mutat.Res.583（2005年）、184～188]）に関する論評]
• Scarfi MR et al. (2005): [50Hz電磁界への間欠ばく露後のヒト線維芽細胞における遺伝毒性作用の評価：確認研究]
• Winker R et al. (2005): [超低周波磁界への間欠ばく露のよるヒト線維芽細胞の染色体損傷]
• Testa A et al. (2004): [異なる細胞遺伝学的解析を用いた、ヒト血液細胞に対する低レベルの50Hz磁界の遺伝毒性の評価]
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• Stronati L et al. (2004): [コメット解析、染色体異常、小核、姉妹染色分体の解析で評価した、50Hz磁界にばく露されたヒト血液細胞における遺伝毒性なし]
• Ivancsits S et al. (2003): [間欠的な超低周波電磁界は量依存的にDNA損傷を生じる]
• Ivancsits S et al. (2002): [ヒト二倍体線維芽細胞における超低周波電磁界への間欠ばく露によるDNA鎖切断の誘導]
• Zmyslony M et al. (2000): [イン・ビトロで鉄カチオンと7 mT磁界（静磁界または50Hz）にばく露されたラットのリンパ球のDNA損傷]
• Svedenstal BM et al. (1999): [磁界にばく露されたCBAマウスの脳細胞に生じたDNA損傷]
• Blank M et al. (1999): [電磁界は直接DNAに作用する]
• McCann J et al. (1998): [電磁界の遺伝毒性能；最新版]
• Adair RK (1998): [超低周波電磁界はDNAに直接作用しない]
• Juutilainen J et al. (1997): [電磁界の影響による遺伝毒性、がん原性及び催奇形性について：序論と概観]
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