研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[電気関連の職業と神経組織変性疾病:米国の死亡率データからの解析] epidem.

Electrical occupations and neurodegenerative disease: analysis of U.S. mortality data.

掲載誌: Arch Environ Health 1998; 53 (1): 71-74

<目的>電磁界への曝露と神経組織変性の疾病とをつなぐメカニズムは殆ど理解されていない。その病理の手がかりを得るために、上記の三つの疾病と職業との関連を調査した。 <方法>米国の24州の健康統計と職業の情報がつながっている1985-1991年の期間の20歳以上のヒトのデータをこの研究に利用した。女性は数が少なく解析に不適当であり用いなかった。職業の不明なヒト、学生、ボランティア、軍人を除き、1,768,411名の男性が対象となった。この中でアルツハイマー病、パーキンソン氏病、ALSにより死亡した症例を抽出して、50歳以上各年代毎に分けて、死亡の年齢、暦年のマッチした3倍の対照を層別化した中から任意に選定した。死亡証明に記載された職業の中で特に電気的職業における曝露に注目した。オッズ比ロジスティック回帰によって算出した。 <結果>電気的な職業全体としてはこの三つの病気について非常に僅かであるが相関が見られた(補正されOR=1.1-1.3)。その中でALSはやや大きな相関OR 1.5)が見られた(表1)。電気的職業のカテゴリーについてみると、いくつかの相関(1.4-1.5)が見られた職業の中で、発電所運転員は三つの病気について一定して他より大きな相関が見られた(アルツハイマー 2.6、パーキンソン 2.1、ALS 4.8)(表2)。

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ばく露

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