研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[超低周波磁界への職業ばく露と中枢神経系疾患のリスク:電気事業者作業者におけるデンマークのコホート研究の更新] epidem.

Occupational exposure to extremely low-frequency magnetic fields and risk for central nervous system disease: an update of a Danish cohort study among utility workers.

掲載誌: Int Arch Occup Environ Health 2017; 90 (7): 619-628

この研究は、デンマークにおける電力会社作業者の大規模コホートにおける超低周波(ELF)磁界ばく露中枢神経系疾患発生率との関連についての先行研究を、約2倍の追跡期間について更新した。同国に電力を供給した99の電力会社に1900-1993年の期間に雇用されていた男性32,006人において、認知症、運動神経疾患パーキンソン病多発性硬化症てんかんリスクを調査した。症例は同国の患者登録制度で同定し、このコホートを1982-1993年の期間に追跡した。職種および作業場所についての会社の記録に基づく職業ばく露マトリクスからばく露を推定し、コホート構成員を3つのカテゴリー(0.1µT未満、0.1-0.99µT、1.0µT以上)のいずれかに割り当てた。その結果、同国の人口集団と比較して、0.1µT以上にばく露された作業者では、認知症多発性硬化症てんかんについては、発生率比(IRR)は1に近かったが、運動神経疾患についてはより高く(IRR=1.24、95%信頼区間(CI)=0.86-1.79)、パーキンソン病についてはより低かった(IRR=0.81、95%CI=0.67-0.97)。最も高いばく露群(1.0µT以上)では、認知症、運動神経疾患多発性硬化症およびてんかんについて観察されたIRRは、それぞれ1.44、1.78、1.40および1.34であった。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ:

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 magnetic field exposure: no (< 0.1 µT)
集団 2 magnetic field exposure: yes (≥ 0.1 µT)
集団 3 magnetic field exposure: medium (0.1 - 0.99 µT)
集団 4 magnetic field exposure: high (≥ 1.0 µT)

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 45,188
評価可能 32,006
統計学的分析方法: ( 調整: )

研究助成

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