研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[成獣雄雌ラットの生殖能力に対する超低周波磁界の影響] med./bio.

Effects of extremely low frequency magnetic field on fertility of adult male and female rats.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2001; 22 (5): 340-344

この研究は、ラットを用いた実験により、超低周波(ELF)磁界生殖力に及ぼす影響を調べた。第1実験として、交配前の成獣のオスおよびメスのSprague-Dawleyラットに90日間、約25 μT(rms)の50Hz正弦波磁界ばく露を行い、その後、無ばく露ラットと交配させた。その結果、ばく露を受けたオスラット生殖力低下が見られた;すなわち、ばく露を受けたオスラットと交配したメスでは、妊娠数が低下し、着床前胚吸収の数が増加した;ばく露を受けたメスにおいては、生殖力が有意に低下した;すなわち、一腹あたりの平均着床数および生存胎仔数が有意に減少した、と報告している。また、第2実験として、第1実験のばく露群のオスを磁界ばく露終了後、無ばく露で45日および90日経過した後、同様に交配させた。その結果、オスの生殖力への磁界の影響は部分的に回復を示した、と報告している。

研究目的(著者による)

ラット生殖能力に対する90日間の超低周波磁界ばく露の影響を調査すること。

詳細情報

20週齢の雌雄のラットを個別に90日間、50Hz(23-27µT)磁界ばく露した。ばく露後、ばく露された雄をそれぞれ個別に、ばく露されなかった未交尾の雌2匹とつがわせた。ばく露された雌をそれぞれ、ばく露されなかった雄1匹とつがわせた。10日間の交尾期の後に、雌の生殖能力を調べた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 90 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 90 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 sets of 75 cm x 75 cm rectangular coils , 37.5cm apart, with 10 turns; 48 cm x 26 cm x 15 cm animal cages placed in the center of the coil
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 25 µT effective value - - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

磁界ばく露による雌雄のラット生殖能力の統計的に有意な低下は認められなかった。

研究の種別:

研究助成

関連論文