研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50Hz電磁界にばく露したラットの子宮のホルモン変化、生化学的パラメータ、組織病理学的状態の評価] med./bio.

Evaluation of hormonal change, biochemical parameters, and histopathological status of uterus in rats exposed to 50-Hz electromagnetic field.

掲載誌: Toxicol Ind Health 2009; 25 (3): 153-158

この研究は、170 kV高圧送電線から生じる電磁界EMF)が成獣の雌ラットに与える影響を調べた。影響評価項目は、ホルモン状態、プロゲステロンおよび17-ベータエストラジオールレベル、子宮卵巣の形態、および生化学的パラメータである。ラットは3つのばく露群(n = 21)と対照群(n = 7)に割り当てられた。ばく露群は、電力線まで垂直距離7.5mの木製の納屋に収容された。3つのばく露群はそれぞれ、1、2、および3か月間、電磁界(ELF-EMF)(48.21±1.58 mG)への連続的ばく露を受けた(1日24時間)。対照群は実験室条件に置かれた(0.48±0.05 mG)。その結果、170 kV高圧送電線からの電磁界EMFばく露の場合、3か月のばく露群で血漿カタラーゼ活性の有意な減少が生じたが、プロゲステロンレベル、17-ベータエストラジオールレベル、または子宮の形態と重量には影響を与えなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

ラット子宮及び卵巣ホルモン状態及び形態に対する50Hz電磁界の影響を調査すること。

詳細情報

ラットを3つのばく露群(それぞれn=7、ばく露期間1、2、3か月)及び対照群(n=7)に割り当てた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 24 h for 1, 2 or 3 months

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • electric field
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 24 h for 1, 2 or 3 months
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • power transmission line
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 4.821 µT average over time 測定値 - -
電界強度 1.66 kV/m average over time 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

プロゲステロン、17-ベータ-エストラジオールのレベル、または子宮及び卵巣の形態及び重量に対するばく露の影響は見られなかった。

カタラーゼ酵素活性ばく露期間に依存した有意な低下が見られた。カタラーゼ酵素活性の最大の低下は3か月間ばく露群に認められた。グルタチオン及びマロンジアルデヒドについては、有意差は見られなかった。

研究の種別:

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