研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ラットの肝臓及び腎臓におけるフリーラジカルプロセスに対する静磁界及びELF磁界の影響] med./bio.

Effects of static and ELF magnetic fields on free-radical processes in rat liver and kidney

掲載誌: Electro Magnetobiol 2000; 19 (1): 99-105

この研究は、静磁界(0.49 T)および超低周波磁界(50 Hz、0.018 T)のばく露を受けたオスおよびメスのラット肝臓および腎臓への影響を評価した。影響評価項目は、抗酸化酵素スーパーオキシドディスムターゼ(SOD、EC 1.15.1.1)、カタラーゼ(CAT、EC 1.11.1.6)、およびグルタチオンペルオキシダーゼGSH-Px、EC 1.11.1.9)の活性、およびリン脂質過酸化生成物であるマロンジアルデヒドMDA)のレベルである。その結果、超低周波磁界は、肝臓および腎臓の両方で、すべての酵素の活性およびMDAのレベルを増加させた;対照的に、静磁界は変化を引き起こさなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

静磁界及び超低周波磁界ばく露した雄及び雌のラット(n=40)の肝臓及び腎臓における、抗酸化酵素スーパーオキシドジスムターゼカタラーゼ、及びグルタチオンペロキシダーゼの活動、ならびに、マロンジアルデヒドのレベルを調べること。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1:
  • DC/static
ばく露時間: 2 h/day for 20 days
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: 2 h/day for 20 days

General information

experimental groups: 2 groups of 20 female rats and two groups of 20 male rats control groups: 1 group of 20 female rats, 1 group of 20 male rats

ばく露1

主たる特性
周波数
  • DC/static
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 2 h/day for 20 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 exposure chamber: 22 x 22x 22 cm centered between the electromagnet poles.
ばく露装置の詳細 The animals were placed in well ventillated Plexiglas holder restraining tubes (17 cm in length, 11.5 cm in diameter).
Additional information Control animals were treated in the same way but were not exposed to MF.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.49 T - 測定値 - non-linear MF with 0-2 T/m gradient

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 2 h/day for 20 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.018 T - 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

超低周波磁界は、肝臓及び腎臓の両方で、全ての酵素活性及びマロンジアルデヒドのレベルを増加させた。対照的に、静磁界は何ら変化を生じなかった。

このデータは、超低周波磁界肝臓及び腎臓におけるフリーラジカルプロセスに影響することを示している。

研究の種別:

研究助成

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