研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[亜鉛補給はラットの脳における電磁界による脂質過酸化を改善する] med./bio.

Zinc supplementation ameliorates electromagnetic field-induced lipid peroxidation in the rat brain.

掲載誌: Tohoku J Exp Med 2006; 208 (2): 133-140

研究目的(著者による)

ラットの脳における脂質過酸化に対する電磁界ばく露亜鉛補給の影響を調べること。

詳細情報

電磁界ばく露によって生じ得る悪影響の中には、各種の組織での脂質過酸化及び細胞損傷がある。

24匹の雄を無作為に3群に分けた:1) 6か月間非処理(対照、n=8)、2) 低周波(50Hz)電磁界に1日おきに5分間、6か月間ばく露(n=8)、3) 電磁界ばく露及び硫酸亜鉛を毎日投与(3mg/kg/日)(n=8)。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: 5 min exposure on every other day for 6 months

General information

Rats were divided into three groups (n=8/group): 1) Sham exposure group, 2) 50 Hz exposure group and 3) 50 Hz exposure + 3 mg/kg/day zinc sulfate.

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 5 min exposure on every other day for 6 months
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 single coil wrapped around the plastic cage (35 x 25 x 25 cm)
Sham exposure A sham exposure was conducted.
Additional information Rats in one of the group received a daily intraperitoneal injection of 3 mg/kg zinc sulfate in isotonic saline solution of less than 0.5 ml for 6 months.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 5 µT unspecified 校正 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

TBARSレベルは、対照群よりも亜鉛補給あり、またはなしの電磁界ばく露ラットで高かった(血漿中及び脳組織の両方で)。加えて、TBARSレベルは電磁界ばく露ラットよりも亜鉛補給ラットで有意に低かった。

グルタチオンのレベルは電磁界ばく露ラットで有意に減少し、亜鉛補給ラットで最も高かった。

血漿中の亜鉛対照群よりも電磁界ばく露ラットで有意に低く、亜鉛補給ラットで最も高かった。

このデータは、低周波電磁界への長期ばく露は脳内での脂質過酸化を増加させるが、これは亜鉛補給によって改善され得ることを示唆している。

研究の種別:

研究助成

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