研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[白血病の子どもの磁界ばく露と長期的な生存率] epidem.

Magnetic field exposure and long-term survival among children with leukaemia.

掲載誌: Br J Cancer 2006; 94 (1): 161-164

磁界MFばく露急性リンパ芽球性白血病ALL)での生存との関係を調べた。1996-2001年で51の小児がん研究グループセンターで治療を受けた小児が対象であり、処置を受けた1672名の小児で482名(29%)を参加させ、412名の参加者から24時間の個人磁界ばく露を入手した。合計386名の小児がALLで、361名が前駆B細胞ALLで、これらを生存率(事象自由生存と全生存率)の解析に含めた、リスクグループと社会経済的状況を調整した後の小児の事象自由生存比(HR)は、0.1uTと比較して0.3uT以下で1.9(95%CI: 0.8-4.9)であったが、これは僅か19名中、4名の死亡で得られてた。0.3uT以上で小児リスクは増加しているが、この結果に対しては症例数が小さいので制限を受ける。

研究の目的(著者による)

急性リンパ芽球性白血病の子どもの磁界ばく露生存率との関連を調査するため、米国においてコホート研究を実施した。

詳細情報

病気の進行を観察するため、イベントフリーの生存率診断から最初の治療失敗、再発、二次的悪化、死亡までの期間)及び全体的な生存率を評価した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (イベントフリーの生存ハザード率、生存率)

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
集団 1 磁界ばく露:< 0.1 µT
集団 2 磁界ばく露:0.1-0.19 µT
集団 3 磁界ばく露:0.2-0.29 µT
集団 4 磁界ばく露:≥ 0.3 µT

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 1,672
適格者 482
参加者 471
評価可能 386
その他:

フォローアップ期間の中央値:5.07年

統計学的分析方法:

結論(著者による)

磁界測定値が ≥ 0.3 µT の子どもについては、イベントフリーの生存ハザード率は上昇した(症例5人に基づく):全体的な生存率については、ハザードリスクは有意に上昇した(症例4人に基づく)。

研究の限界(著者による)

少ない数(≥ 0.3 µT の磁界ばく露された子ども19人)は、結果の影響力を制限している。

研究助成

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