研究のタイプ: 疫学研究

[架空電力線への近接度と小児白血病:国際プール分析] epidem.

Proximity to overhead power lines and childhood leukaemia: an international pooled analysis.

掲載誌: Br J Cancer 2018; 119 (3): 364-373

先行研究では、小児白血病リスク磁界との関連が一貫して認められているが、架空電力線までの距離との関連には一貫性が認められていない。この研究は、距離との関連についての11報の研究からのデータ(症例29049人、対照68231人)のプール分析を実施し、その関連が磁界によるものか、あるいはその他の要因によるものかを評価した。その結果、小児白血病リスクと、最も近い架空電力線電圧を問わず)までの距離との間には具体的な関連は認められなかった。200 kV以上の電力線から50 m以内に住む子どもについては、小児白血病の調整後のオッズ比OR)は1.33(95%信頼区間(CI)= 0.92-1.93)であった。ORは5歳になる前に診断された子どもでより高かった。磁界計算値との関連はなかった。潜在的な交絡因子について調整後も、ORは変わらなかった、と著者らは報告している。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (オッズ比(OR))

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 distance to power line: ≥ 300 m
集団 2 distance to power line: 150 - < 300 m
集団 3 distance to power line: 50 - < 150 m
集団 4 distance to power line: < 50 m
参照集団 5 distance to ≥ 200 kV power line: ≥ 300 m
集団 6 distance to ≥ 200 kV power line: 150 - < 300 m
集団 7 distance to ≥ 200 kV power line: 50 - < 150 m
集団 8 distance to ≥ 200 kV power line: < 50 m

調査対象集団

症例集団

対照集団

調査規模

症例 対照
合計 30,500 69,594
評価可能 27,143 65,265

研究助成

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