研究のタイプ: 疫学研究

[磁界と小児白血病について最近の研究のプール分析] epidem.

Pooled analysis of recent studies of magnetic fields and childhood leukemia

掲載誌: Environ Res 2022; 204 Pt A: 111993

超低周波(ELF)磁界の測定値または計算値と小児白血病との関連を扱った40報以上の疫学研究が、一連のプール分析に統合されているが、最後のプール分析から10年が経過している。この研究は、磁界小児白血病についての最近の4報の研究からの個人レベルのデータ(症例24,994人、対照30,769人)を包含した。その結果、先行プール分析とは異なり、より強い磁界ばく露された子供における白血病リスク上昇は認められなかった。ばく露レベルが0.1 μT未満と比較して、0.4 μT以上でのオッズ比OR)は1.01であった。同様に、急性リンパ芽球性白血病のサブセットでは、出生時の住居、磁界計算値を用いた研究、またはジオコード化の精度を無視した場合、関連は認められなかった。これらの研究では、時間経過とともにリスクが減少し、このことは3報のプール分析との比較でも明白であった。この3報のプール分析メタ分析は全体として、0.4 μT以上のばく露に対してOR = 1.45(95%信頼区間(CI)= 0.95-2.20)を示した。この研究の結果は、先行プール分析とは一致せず、事実上のリスク低下と、磁界小児白血病との関連がないことを示しており、これは手法上の問題、無作為の偶然、または影響がないという真の知見によるものかもしれない、と著者らは結論付けている。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (オッズ比(OR))

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 magnetic flux density: < 0.1 µT
集団 2 magnetic flux density: 0.1 - < 0.2 µT
集団 3 magnetic flux density: ≥ 0.4 µT
参照集団 4 magnetic flux density: < 0.1 µT
集団 5 magnetic flux density: 0.1 - < 0.2 µT
集団 6 magnetic flux density: 0.2 - < 0.4 µT
集団 7 magnetic flux density: ≥ 0.4 µT

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 55,673
評価可能 49,715
統計学的分析方法: ( 調整: )

研究助成

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